口臭について3

口臭について3

お口が原因の口臭

皆さんこんにちは

溝の口駅徒歩4分のよつば歯科の院長です。

 

今回も口臭についてお話ししたいと思います。

前回は自分の口臭について気にし過ぎて、誰にでもある口臭を病的なものであると思い込んでいた方のお話をしました。

今回はもう一人の実際にお口の中に口臭の原因があった方のお話をしたいと思います。

 

いわゆる『病的な』口臭は糖尿病や鼻・喉などの病気が原因で起こることもありますが、割り合いとしてはそれほど多くなく、口臭の原因はやはりお口の中にあることがほとんどです。

口のどこに原因が

では、お口の中のどこに原因があるのか見ていきましょう。

下に口臭の原因の主なものをあげていきます。

 

①歯周病、虫歯などの歯と歯ぐきの病気 

②磨き残し(プラーク)、歯石

③舌苔(べろの表面にこびりついた菌)

④唾液の病的な減少

 

ここで少し思い出してください。

以前にお話しした通り、口臭の原因はお口の中の細菌が増えることでしたね。

ですから細菌が増えやすい状態になっていると口臭が強くなってくるのです。

 

上記の①~④をもう一度見てください。

①~③は増えた細菌を放置もしくは増えやすい環境になっていて、④は細菌を減らすための防御機構に問題が出ているのです。

それによって細菌が増殖し、病的な口臭が発生するのです。ということは、逆に細菌の数を減らすことができれば口臭を予防することができるのです。

ですから、極端なことをいいますと、虫歯を治さなくてもそこにいる菌を減らすことができれば口臭はしないのです。(もちろん、口臭とは関係なく虫歯はしっかり治したほうが良いですが)

 

以上の点をみていると口臭の予防に大事なのは、よく噛んで唾液を出すことと、しっかりと毎日のブラッシングをすることで細菌を減らすことだとわかると思います。

ただし細かい部分の歯磨きは思った以上に難しく、しっかりと磨き残しなく歯を磨くためにはブラッシングをしやすいようなお口の中の環境にすることも大事になってきます。

ですから矯正治療により歯並びをきれいにしたり、精度の良い治療をしていくことはブラッシングのしやすさにも影響し、虫歯や歯周病予防のためだけでなく、口臭予防のためにも非常に効果的な治療となってきます。

口臭治療!!

冒頭にお話しした口臭を気にされていた方は奥様に臭いを指摘されたということでした。

 

お口の中を見てみると、歯周病や磨き残しが口臭の主な原因の様でしたので、歯周病の治療をしてブラッシングの練習が必要であるという診断になりました。

 

その方は毎日歯を磨いて頑張っていたので自分では歯磨きが出来ていたつもりだったとのことでしたが、歯ブラシの当て方が悪かったせいで磨けていない部分が多かったのでした。

せっかく頑張っていたのにもったいないと思います。

そこで、しっかりとお口の状態を見てもらって、歯周病の状態と磨けていない部分を実際に確認していただいたところビックリされていました。

そこで歯周病の治療を行い、同時に歯磨きの練習を行ったのですが、やはり目で見えると理解しやすかったようで歯磨きの上達も早く、今では歯ぐきも引き締まって口臭や歯周病に悩まされないきれいなお口の状態を保って喜んでいらっしゃいます。

 

このように意外とご自分で気づかないような場合もありますから、少しでも口臭が気になる方がいらっしゃいましたら、よつば歯科に一度ご相談ください。

口腔内カメラなどを使って口臭の原因になりそうなところを目で見て確認していただくことも可能ですので一緒にチェックをしてみましょう。

 

困ったときは溝の口駅徒歩4分のよつば歯科までご相談ください。